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2014年3月13日木曜日

原油市況

NY原油市場概況
◎期近は大幅続落、原油在庫の予想以上の急増などで
 NYMEX・WTI4月限:97.99▼2.04
 12日のニューヨーク原油は期近が大幅続落。終値の前日比は、期近2限月が2.04~1.91ドル安、その他の限月は1.76~0.36ドル安。ICEブレント原油は、期近2限月が0.53ドル安、その他の限月は0.48ドル安~0.05ドル高。
 チャート面の悪化や中国経済の先行き懸念、原油在庫の予想以上の急増、米政府による戦略石油備蓄(SPR)の売却テストなどを背景に、期近は一時、7日以来の水準へと値を沈めた。
 4月限は、夜間取引終盤から下値を切り下げると、立会い開始直後は下げ幅を拡大。
前日にチャート上で200日移動平均線を割り込んで引けると、米石油協会(API)統計での原油在庫増加や、中国経済の先行き懸念の強まり、株式相場の下落などが背景となった。また、米東部夏時間午前10時30分に発表された米エネルギー情報局(EIA)統計で原油在庫が市場予想の3倍超に急増し、昨年12月13日の週以来の高水準となったこともあり、中盤には一時、期近ベースで2月7日以来となる97.55ドルまで切り下がった。また、ウクライナ情勢の緊迫化が続くなか、米政府がSPRから500万バレルの原油を売却するテストを行うと発表したことも一因となったとの見方もあった。
 石油製品は、ヒーティングオイルは軒並み下落、改質ガソリンは反落。ヒーティングオイル4月限は、引き続き需要のピークを過ぎたことや原油安などに圧迫され、一時、期近ベースで1月10日以来の水準へ値を沈めた。改質ガソリン4月限は、予想以上の在庫急減も、前日の高値を上抜けず、中盤以降は戻り売りなどに押された。
 ICEブレント原油期近4月限は反落。リビアの供給増加、米原油・石油製品相場の下げに圧迫されることとなり、一時、6日以来となる107.61ドルへと下落した。
 リビア国営石油会社(NOC)のスポークスマンによると、12日の同国の原油生産高は日量44万1000バレルとのこと。シャララ油田は21万4000バレル。海外主要通信社が伝えた。
 OPEC(石油輸出国機構)は12日、3月の月例市場報告を発表し、2014年の加盟12カ国の原油生産高見通しを日量平均2970万バレルと前月見通しから10万バレル上方修正した。世界石油消費高見通しは日量9114万バレルと前年比114万バレル(1.3%)上回り、前月から5万バレル引き上げられた。
 OPEC加盟12カ国の2月の原油生産高は前月を日量25万8600バレル上回る3010万バレルと、昨年8月以来の高水準となった。イラクとリビアなどの増産が寄与し、特にイラクは前月比40万バレル上回る340万バレルと、1980年以来の水準に増加した。サウジアラビアの産油量は前月比10万1900バレル下回る963万バレルだった。
 OPECはまた、今年の非OPEC加盟国の原油生産高見通しを前年比で日量131万バレル上回る5549万バレルとし、前月から3万バレル引き上げた。海外主要通信社が伝えた。
 オバマ政権は12日、流通システムのテストとしてSPRから500万バレルの原油を売却する計画を発表。米エネルギー省のスポークスマン、ウィリアム・ギブソン氏によると、売却量はSPRの1%以下で、長い間計画されていたものであり、ウクライナやその他の地域での地政学上のリスクに絡んだものではないとのこと。海外主要通信社が伝えた。
 EIAが12日発表した3月7日までの週間石油統計は以下の通り。事前予想は、原油在庫が前週比200万バレル増加、ガソリンが45万バレル減少、留出油が200万バレル減少だった。
 前週比原油 3億7000万2000バレル 618万バレル増加ガソリン 2億2376万6000バレル 523万バレル減少留出油 1億1394万3000バレル 53万3000バレル減少 ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)の原油受け渡し場所となるオクラホマ州クッシング原油在庫は3079万1000バレルと、前週比134万1000バレル減少し、2年ぶりの低水準となった。
今日の材料
・リビア議会、ゼイダン首相を解任-反政府勢力への対応を批判
・OPEC、今年の加盟国の原油生産高見通しを引き上げる
・API、原油在庫は前週比263万バレル増
 ガソリン在庫は前週比220万バレル減 留出油在庫は前週比83万9000バレル減・EIA、原油在庫は昨年12月13日の週以来の高水準
 クッシング原油在庫は2年ぶりの低水準 製油所稼働率は86%に低下、昨年10月以来の低水準 石油製品消費は前週比4%増の日量1900万バレル ガソリン需要は前週比6.4%増の日量895万バレル ガソリン在庫は今年の最低水準 



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